2018年7月17日火曜日

伊那佐山・井足岳登山

この季節の低山は、熱中症との闘いかもしれません。
目的地の状況では、飲料水だけで3ℓになります。今回は、団扇も持参しました。・・・・・虫除け対策にもなって重宝しました。
 バス停から1時間余りで山頂に到着しましたが、すでに汗だくであります。
なかなか立派な神社が山頂にありました。
都賀那岐(つかなぎ)神社と言うそうです。....とにかく奈良の神社は読みが難しい。
太古からある神社だそうで、その歴史の詳細は不明ということでした。水にまつわる神様を御祭しています。
 この山は、古事記や日本書紀にも登場する由緒ある山ですが、今回の登山で出会った人は誰もいませんでした。
 思っていたより眺望がありました。
 音羽三山の右手には金剛山が見えているはずなのですが.......
 神武天皇の歌碑がありました。戦に臨むにあたって協力を要請しているのでしょうか?

神社近くにあった古木です。これより井足岳へ向います。急な下りを降りてゆきます。
 こちらはすでにハイキングコースとしての整備はされていなくて、藪漕ぎや、倒木があり、道標もほとんどありません。.....赤いテープが頼りで、登山ルートも載っていません。
 いったん下った後の上り返しは、しんどいですね。
 とりあえず山頂に来ました。見晴らしはまったくありません。昼食休憩をとる所もなく、しばらく下った所で休憩しました。
 三角点のある所は、直射日光でアツアツです。
 何か原始の森ような雰囲気です。コケが多くてスリップに注意です。こちら側は、倒木も多くあって、荒れた感じがしますが、数年前の映像と比べると、少しは良くなっている感じです。
 とりあえず登山道から出てきました。こちら側から登る人は、大変わかり辛い登山口だと思います。
宇陀川沿いに榛原駅に向います。......水浴びしたい。
 時間があったので、川沿いの墨坂神社を参詣しました。
 茅の輪くぐりをしてお参りです。.....人っ子ひとりいません。あらゆる生物が動きを止めている感じです。
神社前にある橋から見ると、この神社の立ち位置がわかります。ちなみに健康にまつわる神社だそうです。....今回の山登りは不健康かも?
 走行時間は、わずか3時間30分ほどでしょうか?とにかく熱中症は、回避できたようです。

2018年7月16日月曜日

奈良県・榛原の伊那佐山登山

 とにかく暑いのであります。
 7月15日(日)は、高温注意情報が発令中にもかかわらず、登山でありました。.....土曜日は、お昼2時~5時まで、テニスをしていました。......生きているのが不思議!
 奈良県榛原町の南にある伊那佐山(637m)に登ってきました。
ネット調べでは、山容が綺麗な山で、登山道もしっかりしているのですが、登り応えが少ないのと眺望ポイントが乏しいということでした。
 近鉄大阪線の榛原駅から、菟田野行きのバスで10分ほどの比布という停留所で降りました。
 何時ものように、一時間に一本の貴重なバスです。東吉野行きもあるのですが、日曜は運行していません。......乗客は3名でした。
 芳野川の横を通って行きます。標高300m位はある地域ですが、とにかく暑い!自動車は走っていましたが、歩いているのは我々だけです。
 竹橋から榛原山路集落に入ってゆきます。登山道までは、日陰があまりなくて、ひたすら我慢です。.....約1.5kmが長いこと
 標識も充実していますが、擦れて見えにくくなっています。
 振り向けば、少しずつ登っています。
 大きなユリが道にせり出して咲いていました。
 ようやく、ここより登山道となります。
 山頂に神社がありますので、丁石や石碑がありました。
 10分ほどで、山の中に鳥居が現れました。山頂まで750mという表示がありました。
 お城の石垣のような岩塊に目が奪われます。
 少し寄り道をして、展望台へ向います。
 この日は、水蒸気が多くて遠景は見えませんでした。眺望の角度も狭く、カメラの画角以下です。
山と山の間には、必ず集落があるという感じです。

2018年7月4日水曜日

鷲峰山・金胎寺

 鷲峰山は標高682mと低山ですが、山頂付近になると気温も下がってきます。
 登山レポでも行場がメインとなっていますが、アクセスが悪いので、時間的にも難しい感じです。.....マイカー移動なら便利かもしれません。
 またこの季節で、岩場は熱中症の危険も高くなりますので、注意が必要です。
 立派な説明書きには、後醍醐天皇が行幸されたが、大軍を集めるには、適していないとわかり、翌日には笠置山に向われたそうです。お寺自体は白鳳時代に役小角によって創建されたと伝えられたいると記されていました。
 漢字にカナ交じりの文章で、勿体をつけているのかと思いましたが、昭和15年3月20日の記載を見て納得です。
 山門が見えてきました。
 行場で有名な奈良県の大峰山に対して、鷲峰山は、北大峰と呼ばれていたそうです。.....どちらも覗きと言う行場があります。
 衰退と再興を繰り返したお寺ですが、現在はかなり小さくなっているそうです。
 山門の中には車が来ていましたが、道路があるようです。右手には無料休憩所がありました。
 山門を出て山道を登ると本堂に着きます。江戸時代に再建?されたそうですが、屋根は悲しいかなトタン波板張りでありました。
 多宝塔です。重文指定戸なっていますが、そろそろ修復が必要かもしれません。
 鐘楼も右手の谷に傾いていました。....立ち入り禁止です。柱が浮いています。
 護摩供養が行われたようです。
  多宝塔の横道から進むと山頂の宝篋印塔(ほうきょういんとう)があります。冬場だと少し眺望があった所だそうです。...琵琶湖も見えていたとのこと
 北斗星の拝所地でもあったそうで、能勢の妙見山を思い出しました。
 


 下山は北側の湯屋谷に抜けるコースとなります。
こちらはノーマルな登山道で、杉苔が綺麗でした。
 日陰も確保されているので、気温も低い感じでした。

 何の危険も難所もありませんでしたが、最後の丸太橋が腐りかけでした。しなり具合が怖かったです。
 茶宗明神社の奥が登山の入り口となっています。
 本殿です。苔生した谷の奥という場所です。
 ここは永谷園の創始者で、お茶の新しい製法を作り出した永谷宗園の生家があるところです。
 古い造りの家並みもお茶と関わっています。
 湯屋谷バス停は、午後は一本しかバスがありません。....地域住民用のコミュニティバスはあります。
 お茶の案内所的な「やんたん」という所が2日前にオープンしていました。とりあえずバスの来るまで、休ませていただきました。
軽食やお土産の販売もあります。もちろん無料のお茶サービスもありました。
午後唯一のバスを待つ事30分、そして50分かけて京田辺駅に到着しました。

2018年7月3日火曜日

鷲峰山 登山

7月1日(日曜日) 京田辺から10数km東にある鷲峰山にのぼりました。
役小角が開いた行場と金胎寺が有名な山です。......行場は、簡易ハーネスやクライミングシューズなどの準備があった方が良いのだそうです。
 今回は、行場には行かず(ヤレヤレ)、普通の登山ということになりました。
JR学研都市線の京田辺駅から歩いて、近鉄京都線の上田辺駅のバスターミナルまで行きましたが、バス路線としては戻ってくるので、この京田辺駅で待っていても、よかったようです。
この日は、 台風からの湿った空気で、気温も湿度も高く、待つのも過酷な気象条件でした。(約1時間)
工業団地や大学の誘致で、大きな住宅地がいたるところにあって、駅前も都市化が進んでいます。ただし、道路整備や交通アクセスなどは間に合っていないようでした。
 京阪の宇治方面からもバス路線があります。バス通りは、なかなかの交通量です。
 脇道に入って、鷲峰山をめざします。
 しばらくすると茶畑が迎えてくれます。
 マンホールもお茶押しです。
 大道寺と言うお寺に到着です。無人でかなり小さなお寺ですが、その変遷は、時の流れと地元の人々の思いが重なって、意味深いお寺となっています。

 その傍にある信西入道(藤原信西)の塚です。源頼朝のクーデターを知りここまで逃げてきた信西が殺害された場所だと言う事です。.....自害して胴体がこの地に葬られ、首は京都で晒されたそうで、後にこの地に埋葬されたそうです。
 大道神社もあります。
 道標もしっかりとありますので、迷う事は少ないと思います。
 広い林道ですので、日陰が少ない感じです。...緩い坂なのですが、心拍数があがります。
 林道広すぎ! ありそうでなさそうな山登りの道です。眺望は少ないけれど印象的です。
 パック入りのシメジ(たぶん)が落ちているのかと思いました。......シメジのような感じですが、判別はつきません。
 突然、広場が出てきたりします
 稜線沿いに鉄塔があるようで、管理の意味もあるのでしょうか?簡易舗装されていました。...すぐそばに車道もありますので、金胎寺まで行けます。
ようやく金胎寺の領域に来ました。すでに下の方で、1ℓ以上の水分補給をしていましたが。ようやく山頂付近になりますと渡る風が心地よくなってきました。
今回の登山は、坂道の戦いではなく、暑さとの戦いでした。