通常の登山では山頂を目ざしますが、今回は鶏冠山(490.9m)や龍王山(604m)といったピークには行けませんでした。......難所の天狗岩が待ち受けていました。
岩の上を滑るように水が流れていました。
ここまで来る間にも、ロープ場がたくさんあって、かなり疲労が溜まっていました。
日陰はオアシスです。しだの群生地を抜けてゆきます。
もうほとんど陽射しを遮ってくれる木々が無くなって来ました。岩からの輻射熱も感じられるぐらいになってきました。
低木ばかりですので、眺望は良い感じです。透明度があれば琵琶湖ももっとはっきり見えていたと思います。
天狗岩に近づくにつれて、奇岩・巨石が目立ち始めました。
やせ尾根を進みますが、木が無い所はスリルがあります。......転落が怖い。
何やら遠くに岩山が見えてきました。
比良山系と琵琶湖がぼんやりと見えていました。
段々と本体に近づいてきました。.........なんとなく尻込み
天狗岩の下に来ました。岩も風化していますが、ロープや手すりなども老朽化しているので、「無理をしないで下さい」と言う看板がありました。
お昼時ということもあって、多くの登山者が滞留していました。
狭いルートに次々と人が進んでいましたので、狭い山頂は、人口密度が高い状態です。
少し離れた所から天狗岩を撮影しました。少なくとも10人以上の登山者が確認できます。
絶壁の落ち着かないところで、昼食休憩されている方もおられました。.....頂上は5畳ほどの広さしかありませんので、邪魔にならないか心配です。
結局、太目の山友は、極端に狭いルートと人の多さをを見て途中で断念して引き上げる事にしました。.....お腹が閊える恐怖があったのかもしれません。
耳岩に向う途中で見た天狗岩です。高所恐怖症の人間にとっては、厳しい所でした。........前回の白髪岳と同じような、変な汗を掻きましたヮ。
なんとか耳岩に到着です。ベンチもある休憩どころですが、狭い展望台は先客がおられました。
カンチャンさん、珍しい所に行きましたねえ。
返信削除こちらの方だと群馬に妙義山という奇岩乱立の山があります。比較的低い山ですが、ちょうどこんな感じです。
若い頃友人と二人で出かけ、ルートを外れて沢だらけの急登に迷い込み、ぐしょ濡れになってさまよい、日が傾きかけたころ小さな集落に出ました。
それから地図を頼りに最寄り駅まで3時間ほど暗い舗装道を歩いたことを思い出しました。疲労と空腹で帰りの電車では一言も話さず、タラップで熟睡。
友人はそれから二度と山登りをすることはありませんでした。
jollyhotさん おはようございます。
返信削除低山で、アクセスも悪く、難所だらけということもあって、空いていると思っていたのですが、なかなかの盛況でした。
関西の山は、緩い山が多いので、ハイキング登山と言う事が多いですね。
妙義山はルートによっては、上級者のみがチャレンジできる所があると聞いています。.......写真で見た感じでは、強烈に恐ろしい所のようですが....ムリ!
山の中で陽が落ちてしまうと身動きが取れなくなってしまい、遭難もありますね。
下山してから最寄の駅までのアクセスが徒歩のみになるのも田舎ではよくあります。......京都の音羽山で道をロストして、田舎道を夜8時ぐらいまで歩いたことがあります。何とか到着した高速道路の入り口でタクシーに来てもらいました。全走行24kmほどだったでしょうか?
この時の山の思い出はなく、夜道をさまよっていた記憶しかありません。(笑)