2019年6月26日水曜日

奈良県 郡山城址

22日の矢田寺からの帰りに、寄り道をしました。
1580年から築城とありますが、諸説あるようです。1585年には、羽柴秀長が入城しました。
 郡山城跡の公園停留所で降りると、入り口まで随分と歩かされます。間違えて半周まわりました。
何とかお堀が見える所までやってきました。なかなか規模の大きなお城です。
大阪城と違って、観光客も少なく、売店も見当たりませんが、なかなか良い雰囲気でありました。
 周囲には伝統ある学校があります。この道も車道となっていますが、趣があります。
 鳥居を潜って、天守跡へむかいます。
 野面積みの荒々しい石垣が見えてきました。

 中央の建物は、城址会館です
 若草山から天理方面の山も一望です。
 西側は、矢田丘陵の山並みが見えていました。
 南側は、葛城山の山容が確認できました。
高い建物がありませんので、小高い所からでもよく見えます。
 中央のひし形の石は、お地蔵さんであります。こちら側の面は底部で、お顔は俯いて置かれてあります。.....逆さ地蔵
建設の工期短縮のため、平城京の大極殿の石や庭石や寺院の石などを強引に使って築城されたそうです。.....転用石材
天守閣の礎石を上から見ることができます。
関が原の合戦の後、天守閣は解体されたそうで、平成26年に礎石が見つかるまでは幻の天守閣だったそうです。

2019年6月24日月曜日

矢田丘陵からアジサイの矢田寺へ

この季節には定番となった矢田丘陵と矢田寺の散策です。
近鉄奈良線の生駒駅を経由して、南生駒駅からのスタートです。
 その昔は、ローカルな路線でしたが、今や通勤路線となっているようです。
 和歌にも詠まれる竜田川沿いの路線です。生駒山の山容が一望です。いつもと反対側から見ることになるので、なかなか新鮮です。
 ニュウータウンの坂を登るとハイカーさんに人気の無料足湯温泉「歓喜の湯」があります。温泉は掘り当てたものの諸般の事情により現状となしています。
ここから見る生駒山は絶景です。
 いわゆる酷道308号線の矢田丘陵越えの道です。狭いのですが、交通量は多く退避行動が幾度と無く必要です。その途中に縦走路の分岐があります。
 矢田丘陵「永遠の森」と記された休憩所です。この日も暑くて、陽射しが厳しかったです。梅雨は、何処へ
 道標も多く、整備されていますが、地図の向きが北が上となっていないので、注意が必要です。道は穏やかなアップダウンで歩きやすく、むしろニュータウンのあたりの坂の方が、厳しい感じです。
 ため池も多いようです。
 矢田寺へ向う道は、大きく崩れていたようです。仮設?の道がつけてありました。
 矢田寺の横の道からお参りです。この時期だけ500円の入山料が必要です。
 本堂の中も人で一杯でした。
 見ごろを迎えたアジサイが、このお寺の特徴です。
 狭い回廊のような所を通ります。
 アジサイのトンネルです。花と人の距離が極めて近いところです。
 高貴な紫色が人をひきつけるのでしょうか?
 大きな花弁のアジサイです。
 斜面と谷間を利用したアジサイ園ですので、立体感のある見せ方となっています。
 どんどん人が増えてきた感じがします。年々、海外からの観光客が、増えてきているよう思います。
 普段の矢田寺はどんな感じなのでしょうか?バス停からだと、かなり登る事になります。
奈良の奥山が見えています。高い建物がないので麓まで見えます。

2019年6月18日火曜日

くろんど池

奈良時代に蔵人職と呼ばれる貴族が荘園の灌漑用に造られた池で、それが訛って「くろんど池」と呼ばれるようになったそうです。
江戸時代の初期に灌漑設備として強化されましたが、昭和39年に、「高山ため池」ができて、くろんど池は農業用水としてその役目を担っています。
 去年の台風の後は、復旧するまで閉園されていました。
獅子窟寺から先の道は、侮れない山道となっています。すぐそばまで家屋が迫っている場所とは思えません。
 花崗岩質の地質ですので、滑りやすく、崩れやすいので気をつけないといけません。
 高槻から京都の山も見えていました。
 奇岩もあります。なかなかレベルの高い道が続きます。
 息も絶え絶えで、キャンプ場に到着です。これより先は登りは少ないです。
 ラクショウという植物の群落です。この他にも幾つかの群落があって、花撮りで来られている方もおられました。
 時期がわるかったようです。
 せせらぎを横に見ながら進んで行けます。ほぼ平坦ですので、周りを見ながら歩けます。
 池の周囲は、ほぼ一周できます。
 遊覧ボートもあるようです。
 枚方大和郡山線が高山ため池との間にあります。かなり水位が下がっているようです。
 交通量の多い道路を背にしていますが、のんびりとした風景が楽しめます。
 こんなところに相撲部屋がありました。
 再び山道へ入りました。
 水の流れる音を聞きながら歩きます。
 他のハイカーさんに教えてもらったゆりの花です。
 何度か訪れた事があるスイレンの池ですが、かなり水が少なかったです。
 やっぱり名物の滝も見ることができませんでした。
何とか戻ってきました。気温高めで、約14kmの歩行でした。

2019年6月17日月曜日

私市・獅子窟寺~くろんど池

お天気が週末ごとに悪くなる傾向です。今回は、晴れ間を狙って13日(木)に出動しました。
私市は、幼少の頃から、遠足や幼稚園児の芋ほりで有名な所です。私も幼稚園時代に行ったことがありました。(記憶は?)
大阪京橋駅から、学研都市線「河内磐船駅」まで約20分で到着するという立地です。
以前は単線路線でした。京阪電車でも乗り換えて、私市駅までずいぶんと時間がかかりました。
 駅舎も新しく、乗降客もかなり居られます。
お天気も良かったのですが、やはりかなり暑かったですね。
 少し歩くと住宅と田畑が混在する風景となります。
 天田神社に到着です。
創建ははっきりとはわからないそうです。星田妙見宮(織姫)と対を成す彦星に当たるそうで、天の川とそれぞれ等距離にあります。
本来は、甘田という土地で、豊かなところで、奈良時代の前からの伝承もあります。
 緩い上り坂を行くと獅子窟寺の入り口となります。丁石もあるようです。
 自動車も行けそうな道ではあるのですが、いつ倒木があってもおかしくない感じです。
 遠くに大阪梅田のビル群まで見えています。
 地図には展望台とありますが、完全に樹木に覆われているようでした。
 古墳や磐座の文化が豊富な所です。古代の太陽信仰の影響でしょうか?その位置関係も天文学的に面白い関係にあると思っています。
 地元の健脚老人にあっさりと先を行かれる位のスローペースで登ってきましたが、汗だくでありました。
 緑が深くて、とても都市の近郊とは思えません。
 道沿いにも沢山の地蔵がありました。右手には、国宝薬師如来坐像があります。(要予約)
 このお寺の見所である巨岩です。この山系の特徴です。
修験道の地でもあったようです。