2018年7月4日水曜日

鷲峰山・金胎寺

 鷲峰山は標高682mと低山ですが、山頂付近になると気温も下がってきます。
 登山レポでも行場がメインとなっていますが、アクセスが悪いので、時間的にも難しい感じです。.....マイカー移動なら便利かもしれません。
 またこの季節で、岩場は熱中症の危険も高くなりますので、注意が必要です。
 立派な説明書きには、後醍醐天皇が行幸されたが、大軍を集めるには、適していないとわかり、翌日には笠置山に向われたそうです。お寺自体は白鳳時代に役小角によって創建されたと伝えられたいると記されていました。
 漢字にカナ交じりの文章で、勿体をつけているのかと思いましたが、昭和15年3月20日の記載を見て納得です。
 山門が見えてきました。
 行場で有名な奈良県の大峰山に対して、鷲峰山は、北大峰と呼ばれていたそうです。.....どちらも覗きと言う行場があります。
 衰退と再興を繰り返したお寺ですが、現在はかなり小さくなっているそうです。
 山門の中には車が来ていましたが、道路があるようです。右手には無料休憩所がありました。
 山門を出て山道を登ると本堂に着きます。江戸時代に再建?されたそうですが、屋根は悲しいかなトタン波板張りでありました。
 多宝塔です。重文指定戸なっていますが、そろそろ修復が必要かもしれません。
 鐘楼も右手の谷に傾いていました。....立ち入り禁止です。柱が浮いています。
 護摩供養が行われたようです。
  多宝塔の横道から進むと山頂の宝篋印塔(ほうきょういんとう)があります。冬場だと少し眺望があった所だそうです。...琵琶湖も見えていたとのこと
 北斗星の拝所地でもあったそうで、能勢の妙見山を思い出しました。
 


 下山は北側の湯屋谷に抜けるコースとなります。
こちらはノーマルな登山道で、杉苔が綺麗でした。
 日陰も確保されているので、気温も低い感じでした。

 何の危険も難所もありませんでしたが、最後の丸太橋が腐りかけでした。しなり具合が怖かったです。
 茶宗明神社の奥が登山の入り口となっています。
 本殿です。苔生した谷の奥という場所です。
 ここは永谷園の創始者で、お茶の新しい製法を作り出した永谷宗園の生家があるところです。
 古い造りの家並みもお茶と関わっています。
 湯屋谷バス停は、午後は一本しかバスがありません。....地域住民用のコミュニティバスはあります。
 お茶の案内所的な「やんたん」という所が2日前にオープンしていました。とりあえずバスの来るまで、休ませていただきました。
軽食やお土産の販売もあります。もちろん無料のお茶サービスもありました。
午後唯一のバスを待つ事30分、そして50分かけて京田辺駅に到着しました。

4 件のコメント:

  1. カンチャンさんが山行する度に、地震や大雨となっていますが、そちらは大丈夫でしょうか。震災被災者は本当にお気の毒で、語る言葉もありません。
    (運よく)登山できましたが、その後は籠城でしょうか。
    このお寺さんもこの数日で荒れたでしょうね。トタン?じゃ強風で舞い上がりますし、修復中の鐘楼とか危なそうですね。

    いつもなら旅行してる梅雨時ですけど、幸か不幸かどこにも出かけていません。神の思し召しか?

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  2. jollyhotさん ありがとうございます。
     大阪市内は、淀川の堤防が生命線です。今の所は大丈夫そうですが、これからが心配です。
     山行きで行った所が、連続的に災害に見舞われるのは、何ともいえない気分ですね~。
     京都のお寺ということで、歴史ある仏像が安置されているのですが、大丈夫かな?というぐらい荒れている感じです。....和歌山では、仏像の盗難も増えているそうです。
     今回の宇治田原地区も避難準備となっているようです。危なそうな崖や河川もあってこれからの推移が気になっています。
     jollyhotさんの推察どおり、この1週間は引きこもりで、ランニングやテニスはお休みです。
     ただし、2年ほど前から高齢で一人暮らしの叔母が痴呆となり、あれやこれやとお世話をしていますので、完全引きこもりというわけではないのですがね~。.....短い距離なら走れるぐらい足腰は元気なのですが、短期記憶障害と妄想がひどくなってきています。

     

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  3. 叔母さんのお世話、大変そうですね。
    私の母と同じような感じです。母は走れませんけど...

    あまり無理せず、公的機関等頼れるところは頼って、生活に負担がかからないようにしたいですねえ。
    精神的に疲れますよね。お互い頑張りましょう。

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  4. jollyhotさん ありがとうございます。
    小学生~高校生までは、祖父の介護、社会人になって、祖母の介護を家族全員でやっていました。7年前までは、父母の看護と介護を兄弟3人で努めました。
     もうないだろうと思っていましたが、あらぬ方向から、お役目が廻ってきました。(笑)
     現状の把握が出来ないところに、今まで歩んできた人生のプライドもあって、諸般の事情説明が、なかなか難しいです。
      jollyhotさんのおっしゃるとおり、痴呆の方と長時間付き合うと、確かに疲れてきます。ここは仕事と違って、ユル~く付き合う技術が必要ですね。
     ブログ「D旗たなびく」を拝見して、力を頂いています。
     

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