2023年12月19日火曜日

12月17日(日)大沢山・西山古道登山

この冬一番の寒波がやってきました。近所登山の欠点は、ルートに新鮮味がなくなることですが、今回は新しい展望台に行くことができました。

当初、 小塩山と勘違いして、なんとなく地図と合わないと思っていたら、私の独りよがり的な間違いでした。小塩山はもっと北側に位置していました。

ポンポン山や釈迦岳に登るルートで、長岡天神から西に向って歩きます。

阪急京都線「長岡天神駅」下車です。特急電車も止まるので助かるのですが、満員でありました。
10世紀の創建で、学問の神様です。
八条ヶ池に浮かぶ錦水亭は、筍料理で有名だったと記憶しています。
中堤を通って参拝することになりますが、なかなか珍しいと思います。
本殿に到着です。流石に歴史を感じる境内です。
菅原道真と牛は縁が深く、北野天満宮や各天満宮で見られます。一個人を祀る神社で、これほど多く創建された神社も珍しいのではないでしょうか?よほど祟りが怖かったのかな?
どんどん西に歩いて、京都縦貫自動車道の高架下を潜ります。
しばらくは林道歩きです。かなり整備がされていて、台風の爪あとも処理されているようです。
ここで、左に進路をとります。時節柄、熊注意の看板が気になります。
西山キャンプ場の分岐です。このあたりから尾根道まで、なかなかの急勾配です。
この日は、ハンターさんが入山されていて、本物のライフル銃を見ました。
所々で、景色が見れるのは癒されます。寒いはずですが、汗がにじみます。
落ち葉が多く、下の石に足がとられるので、注意が必要でした。
九輪草の広場に出ました。この辺りは、いろいろなルートがあり周回コースがいろいろ組めるという事です。
昼食する場所を求めて尾根を行くと。倒木で景色が見れるところがありましたが、落ち着くところが無くそのまま進むと。大沢山・大展望台の文字が出てきました。本道からの枝道ですが、すぐに到着しました。
驚愕の絶景です。あまり紹介もされていないので、期待はしていなかったのですが、この山系では一番の展望所でした。
大沢山の看板も3年前ぐらいにできたそうで、向谷山と呼ばれていたという説もあって判然としません。
おそらく以前は,釈迦岳の裏展望台と言われていた所かも知れません。表の釈迦岳には眺望は、全くありません。
京都タワーから生駒山や金剛山などの山はもちろん見えていますが、滋賀や奈良の奥山等、幾重にも山が見えていました。下を見ると高速道のジャンクションがウネウネと見えています。
ポンポン山の展望所より人が少なく、かなり落ち着いて眺める事ができました。
今年の山登りでの大ヒットでありました。
帰りは柳谷観音方面に進みます。西山古道の表記がたくさん出てきましたが、以前来た時には無かったように思います。太い林道整備も進んでいるようで、選択肢がたくさんできました。
途中、谷まで降りる道は急で、滑りやすいので気が抜けません。
柳谷観音から少し車道歩いて再び山に入ると、竹林となりました。小さなピークですが、かなり足が疲れます。
天王山と小倉神社との分岐ですが、日の入りの早い時期ですので、小倉神社に向いました。
木々に覆われた厳かな神社です。
創建は718年で、京都御所の鬼門除けとして祈願されたそうです。
また豊臣秀吉が、山崎の戦いで、戦勝祈願した神社でもあります。
水の神様でもあり、小倉山からの湧き水を守っています。
周りは住宅街となっていますが、ここだけは、異空間です。
阪急電車の西山天王山駅まで1kmほどでしょうか?下り坂をダラダラと進みました。
高速道路の橋脚の下にあり、大阪方面は1階、京都方面は2階が入り口でした。比較的新しい駅ですが、乗降する人は多いと思います。



2023年12月11日月曜日

12月9日(土)宇治田原町 大峰山登山

近畿には 同名の山がたくさんあるますが、南西に5km程のところにも、同名の山があります。

今回もマイナーな低山に挑みました。

JR京田辺から200mほど東にある近鉄新田辺駅に移動してバスに乗り込みました。

午前中の便の最終が9時代までと言う路線です。多くは京阪宇治駅からの便を使われるようです。


基本2系統のバスがあります。奥には、永谷園生家のあるところ付近まで行けます。
それにしても、交通量が多く、ダンプカーが大量に走っています。
北へ向かいます。
田原川を渡ります。
火の見櫓に半鐘が備えてあります。いささかタイムスリップです。
大御堂(山龍寺跡)奈良時代からの古刹が明治になって廃絶したそうですが、十一面観音像が祀られています。
金胎寺の山々でしょうか?ここが盆地である事が分かります。
このあたりは、たぶん田原天皇社跡のようです。天地天皇の皇子で、万葉歌人だったそうです。
管理道路ような道を進みます。
大きな堰堤を左手に見ながら登ります。12月にしては、記録的な暑さで、汗がにじみます。
途中で、蝶が飛んでいるのを見て、驚きました。
やっと山道らしくなりそうです。ピンクリボンが頼もしくあったのですが、後半は全く信用できませんでした。
谷底を見るとずっとピンクリボンがあり、標識もあって、本道のように見えますが、アドベンチャーな川底歩きの道です。
林道に出ました。これより管理道路を進みます。
椿も一部枯れていました。暑さのせいでしょうか?
対のように白い椿が眩しい。
通信アンテナと送電鉄塔の聖地のようです。管理道路がしっかりあるのも納得です。
気をつけないと通り過ごしそうになった山頂です。
割と広いところですが、休む所も無く、見晴らしもありません。
帰りの道も探しますが、ガイドブックや地図にある道を見つけることはできませんでした。
かなり藪が育っていて、そのままのようです。
ミニバイクのサーキットがあって、山全体に排気音が響いていました。
結局、舗装された管理道路を歩いて行きました。
神明神社に到着です。日路線戦争の時の戦没者慰霊碑がありました。
本堂の中にさらに社のようなものが見えてありました。
集落に続く表参道は、藪となっていて、途中で断念しました。途中にも立派な標識がありますが、いずれも藪道に合流となります。
通過した人は、かなり無理をされたものと推察します。
仕方なく舗装された道を行くと、京都市内と愛宕山の景色を見ることができました。


弘法の井戸に来ました。お水を汲みに来ている人が居られました。
その昔、宇治川まで水を汲みに行った老婆を不憫に思い、井戸の位置を示したのが弘法大師だったという伝説に基づいているそうです。。
高速道路が、山と山を結んでいます。
下を通過します。今登ってきた山の下をトンネルが通ります。
何とかバス停まで到着しました。そこから京阪宇治まで行って帰宅です。
それにしても標識があっても進めない道があったり、肝心の分岐で標識が無かったり、登山道の確保ができていないなど、かなり細かい情報を入れておかないといけないところのようでした。


2023年12月5日火曜日

12月3日(日)学文峰登山

 マイナーな低山ですが、バリエーションがある山道で、短いながら筋トレのようなお山です。

山地図に無い道を行く事になりますが、先人の標識とリボンとヤマップが、頼りです。

関西私鉄の中でも車両更新が???な感じの南海電車高野線の千早口駅です。なんと駅員さんが居られました。我々含めて3名が下車しました。
天見川を渡って、高野街道371号線へ出ます。収穫不可能な柿が、いい色合いでした。
南河内グリーンロードを進むと左手に地蔵寺が見えてきました。基礎が崩れて、支えている棒が痛々しいです。
この山は、ガイドブックがないと、ほぼ登山口に到達できません。
地蔵谷トンネルの北斜面にある要壁?から登ります。小さいリボンで登山口が示されてありますが、何とも心もとない感じです。
静かな山道は比較的わかりやすく、リボンもしっかりあります。
ジルミ峠は四辻になっています。不思議な名前ですが、よくわかりませんでした。
直登の山道は、めずらしいです。登りは何とかこなせますが、下りは恐怖です。
学文峰(学問峰)に到着です。今回の登山では最高峰ではありません。414mです。
以前は眺望は全く無かったそうですが、南側の岩湧山系が見えていました。
東側は、旗尾岳と府庁山、その奥に金剛山がそびえていました。
またもや激下りで、何か摑まらないと滑りそうです。冬場ですが、藪もあってあちら此方をぶつけます。
鉄塔の付近は視界が開けます。すぐ下には、関西電気の金剛開閉所があって、高圧電線が集まっています。
羊歯の群落が目を癒してくれます。
井谷ノ峰に到着です。ここが最高峰です。491mです。
電波の反射板を通過します。
強烈なアップダウンが続きます。真っ直ぐの下りが多くて難渋しました。
再び鉄塔が現れます。管理道路ということもあるのでしょうか、道はしっかりとしています。
叶山にやってきました。ここが最後のピーク?のようです。
神社へ向う道が無かった事や眺望が悪かったりして、ガイドブックからも削除されたりした山ですが、天見駅の近くへ行ける道などが整備されて、復活しています。
稲荷山の標識は確認できませんでしたが、稲荷社がありました。参道もあるのですがかなり荒々しい岩道でした。
本日一番の眺望です。高野街道と天見の集落です。かなりの高度感を感じますので、急峻な地形である事が伺えます。
ヤレヤレ何とか無事に下山できました。この登山道も入り口には、標識らしきものはなく、
民家の横の路地を行くようなところでした。
天見の駅に向っていますが、麓から見ても急峻な感じがします。
トンネルに囲まれた天見駅に到着です。
走行距離・消費化カロリーとも大した事はないのですが、筋トレをした後のような疲労感がありました。平均時速1.6kmという遅い山行きで、その難儀さが分かります。